▼銀行の選び方
銀行口座開設は、会社経営のためには必須な手続きです。
銀行口座なくして、入出金の管理をすることは不可能ですので、会社の設立が完了しましたら、速やかに銀行口座の開設を行いましょう。
まず、どの銀行にするか選ぶ必要がありますが、銀行口座は、日常業務で多用しますので、まず、近くにあることが必須条件です。
さらに、提供されているインターネットバンキング等のサービス内容、及びそのコストも調べておく必要があります。
インターネットバンキングはとても、利便性の高いサービスです。
わざわざで銀行に出向かなくても、24時間いつでも、入出金管理ができますので、ご利用を検討なさってください。
多忙な起業家にはぜひ利用していただきたいサービスです。
なお、最近は、銀行口座開設の際の審査が厳しくなっています。
大変に苦労される方も少なくありません。
勤務時代や個人事業主のときに取引実績のある銀行を優先したほうが、手間は少なくてすむでしょう。
▼資本金の移動
会社の銀行口座が開設されたら、設立の際に振り込まれた資本金を、個人の口座から会社の銀行口座に移し変える必要があります。便宜的に個人の口座に入金されていた資本金を、本来の所有者である会社の口座に移し変える必要があるのです。資本金は、会社のものですので、本来は、設立時に法人口座に振込むという考え方が正論ですが、法人の設立後でないと法人口座が開設できないため、一時的に個人口座が利用されているのです。
▼銀行口座開設に必要な書類
法人口座の開設に必要な書類は、銀行ごとに異なります。訪問前に各銀行のホームページや電話により予め確認しておくことをお勧めします。
念のため、以下の書類を用意しておきましょう。
銀行口座の開設には、多くの書類が必要となります。銀行は、銀行口座の悪用を防ぐために手続を厳しくせざるをえないのです。
①の登記事項証明書ですが、最寄りの法務局にて取得が可能です。
まず、法務局に「登記事項証明書交付申請書」という申請書類がありますので、この書類に必要事項を記入します。更に、同法務局内に併設されています印紙売り場にて必要な額の登記印紙を購入・添付後、申請を行いますと登記事項証明書が取得できます。
②の銀行印についてですが、会社代表印とは別に作ることをお勧めします。銀行印があれば、会社の資金は自由に出し入れできます。一番、紛失したくないはんこといっても過言ではありません。会社の資金を確実に保全するために、会社代表印とは別個に作って保管することをお奨めします。
次に、④の印鑑証明書についてご説明します。
印鑑証明書と登記事項証明書は、いろんな届出・登録で提出が求められる書類なので、登記が終了したら、まとめて何通か、入手しておくと便利です。
印鑑証明書は、通常は最寄りの法務局にて取得が可能ですが、会社設立後初めて取得する際には、印鑑カードの発行も行わなくてはならないため、管轄の登記所で行います。
この印鑑カードを発行してもらうには、法務局にある「印鑑カード交付申請書」という書類に会社実印を押し、必要事項を記入して申請いたします。さらに、同時に印鑑証明書を入手するために、「印鑑証明書交付申請書」という書類が備えてありますので必要事項を記入します。「印鑑証明書交付申請書」には、必要な額の登記印紙を貼る必要があります。登記印紙は法務局に併設されている売り場で購入できます。
窓口に書類を提出してから、20分も待てば、印鑑カードと印鑑証明書が渡されます。印鑑カードの取得後は、今後は最寄りの法務局でも印鑑証明書を取得できます。「印鑑証明書交付申請書」に印鑑カードを添えて申請すれば、印鑑証明書を取得できます。
⑤の会社代表印とは、法務局に届出した会社の実印のことです。
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